掲載日 : [2005-06-29] 照会数 : 4653
故姜永祐氏偲ぶ会に300人
【京都】教育者として民族教育に半生を捧げ、民団でも中央本部の議長を務めた姜永祐氏を「偲ぶ会」が25日、京都市内のホテルで開かれた。民団京都府本部と京都国際学園、京都民族文化教育研究所(KIECE)協力会の3者で世話人会を構成し、300人が出席した=写真。
民団中央本部の金宰淑団長は追悼辞で「教育への熱意、熱弁がいまでも脳裏に焼き付いている。名古屋韓学の校長をしていたときから教えていただくことが多かった」と振り返った。
故人は京都韓学退職後もKIECEを設立し、日本社会での多文化共生教育の広がりに努めた。在外同胞財団の李光奎理事長は追悼辞でこの点を高く評価した。
韓国の中央大学から駆けつけた金=秀理事長は、大学が一時混乱したときに故人が講演し、講演を聴いた学生が感銘を受けて騒動が沈静化したエピソードを語った。
(2005.06.29 民団新聞)