掲載日 : [2005-08-13] 照会数 : 4810
無年金障害者 控訴審が結審…大阪高裁
【京都】聴覚や言語に障害のある在日同胞7人を原告とする無年金訴訟の控訴審が7月28日、大阪高裁で結審した。
最終意見陳述で原告団長の金洙栄さんは、82年1月1日の時点で満20歳を過ぎていた永住外国人が支給対象にならず、短期滞在の外国人障害者が国籍要件撤廃の恩恵を受けて障害基礎年金をもらえるのは不合理であり、いまだに納得できないでいるなどと述べた。意見陳述には支援者で埋められた傍聴席から大きな拍手が送られたが、裁判長はあえて制止しなかった。
判決は10月27日午前11時に言い渡される。
(2005.08.13 民団新聞)