掲載日 : [2005-08-13] 照会数 : 7774
総社市教委に抗議…民団岡山
[ 竹内洋二市長(奥)に抗議する許団長ら ]
「つくる会」教科書採用に危機感
【岡山】民団岡山県本部(許東郁団長)は1日、共同採択地区から離脱してでも「つくる会」の歴史教科書を採用しようとした総社市教委(桑田交三教育長)と総社市(竹内洋二市長)に抗議文を手渡した。抗議文は民団岡山県総社分団(姜俊熙分団長)との連名。
総社市教委は7月26日、単独で「つくる会」教科書を採択した。しかし、翌27日の共同採択協議会では他社の教科書に決まったため、竹内洋二市長と相談し文科省に「つくる会」教科書を使いたいと要望した。市教委は最終的に、今回は単独採択地区を断念、協議会の決定を了承したものの、民団側では「採用の意思は固い」と判断して抗議行動を起こした。
民団側からは許団長をはじめ、共同採択地区に属する倉敷支部、総社分団の任員など12人で市庁舎を訪れ、「つくる会」の教科書を副教材としても採用しないよう要求した。
岡山県では地元の政財官民あげて韓日首脳シャトル会談の誘致に力をれており、民団側もその実現に主導的な役割を担っている。許団長は総社市との関係も含め、引き続き韓日相互理解のため努めていきたい考えだ。
(2005.08.13 民団新聞)