掲載日 : [2005-08-17] 照会数 : 7052
学生会…サマーキャンプに70人
[ 朴一教授の講演を聞く参加者 ]
共通の悩み語り連帯
【愛知】学生会(李民和会長)が13日までの3日間、愛知県渥美半島で実施した「在日学生サマーキャンプ」には、青森から九州まで全国の大学(院)生70人が参加した。
朴一大阪市立大学教授が「在日の現状と未来」と題して講演。朴教授が「日本では韓国人、韓国では日本人といわれ、自分は一体何者であるのかと悩みに悩んだ。ちょうどあなたたちと同じ年代だった」と語ると、肯く学生も多かった。
3日目のディベート大会では「民族教育」「結婚」「名前」などをテーマに参加者が率直に心情を述べあった。「結婚」では「相手が日本人か在日かはこだわらないが、両親や友人の親を見ているともっと深く考えていきたい」「在日のことをいちばん分かるのは在日自身なのかな」といった意見も出た。
参加者は充実した日程を過ごせたようで、帰りのバスでは涙ぐみながら「また会えるよね、会いに行くね」と別れを惜しむ光景が見られた。
(2005.08.17 民団新聞)