掲載日 : [2005-08-31] 照会数 : 9017
「文化発信基地に」…在日韓国人教育者大会
[ 「民団教育」分科会から ]
韓国会館活性化へ提言も
【三重】在日本韓国人教育者研究大会(在日韓国人教育者協会主催、学校法人金剛学園主管)が22日から3日間、三重県鳥羽市内で開かれた。全国から208人の教育研究者が集い、「民族教育の未来の為の民族教育機関教育力向上法案」について討論した。
「民団教育」分科会では既存の韓国会館の活性化をテーマにした報告が相次いだ。民団大阪府本部の鄭炳釆文教部長は、民団の本・支部会館で多様な文化講座を開催することで「韓国文化」の発信基地にしていこうと提言し、注目を浴びた。
民団三重県桑名支部の金徳俊文教課長は民団会館で開催している韓国講座の効用について述べ、民団広島県本部の丁基和文教部長はオリニ土曜学校と林間学校の事例を取りあげ、息の長い取り組みが必要と強調した。 このほか「学校教育」「教育院」「社会教育」「韓国学校PTA」の各分科会が開かれた。
開会式には羅鍾一駐日大使をはじめとする公館関係者と韓国教育人的資源部の姜永順国外人的資源課長、民団から金宰淑中央団長や金昌植大阪府本部団長らが出席した。
来年度の在日韓国人教育者研究大会は京都国際学校の主管で開かれる。
(2005.08.31 民団新聞)