掲載日 : [2005-09-14] 照会数 : 6489
国体会場で「朝鮮通信使」…岡山・牛窓町
[ 「朝鮮通信使」の隊列の先頭に立つ青年会メンバー ]
青年会が先導役
【岡山】第60回国民体育大会夏季大会(晴れの国おかやま国体)セーリング競技の会場となった岡山県牛窓町で10日、青年会岡山県本部(李宝彰会長)が「朝鮮通信使」として開会式に出演し、花をそえた。
牛窓は江戸時代、朝鮮通信使の寄港地として栄えたゆかりの港。43年ぶりに同地で国体が開催されるとあって、市が民団岡山県本部(許東郁団長)に「ぜひ、出演を」と打診していた。
会場となった牛窓町体育館では青年会岡山県本部が、応援に駆けつけた青年会広島県本部の会員とともにケンガリやチャングを鳴らし、同市職員ら総勢50人で構成する朝鮮通信使の隊列の先頭に立った。一行は全国47都道府県の代表が整列するなか、晴れやかに練り歩いた。
正史役を担った同市助役の東原和郎さんは舞台に立つと「アンニョンハセヨ」とあいさつ。会場から大きな拍手を送られた。
出演後、青年会岡山県本部の李会長は「これからも地域との交流をどんどん深めていきたい」と意欲を燃やしていた。開始式には民団同本部の許団長はじめ金昌男アジア国際センター代表理事らも出席した。
(2005.09.14 民団新聞)