掲載日 : [2005-10-05] 照会数 : 5884
宣伝局長招き光復60周年講演 民団長野・諏訪支部
【長野】民団長野・諏訪支部(呉公運支団長)の光復60周年記念講演会が9月28日、同支部で開かれた。講師の哲恩・民団中央本部宣伝局長は、「在日を生きる」をテーマに50余人の団員らを前に「日本の総選挙後、ますます保守化傾向が強まることが予想されるが、一人ひとりが地域の中で在日の立場から韓日友好と多文化共生に努めよう」と訴えた。
局長は日本の週刊誌が最近報じた和田アキ子さんの「在日宣言」を例に、「在日であることを隠したり、後ろ向きにとらえる時代ではない」と前置きし、「拉致と韓流のはざまに埋没するのではなく、在日の自己実現が図られる環境づくりが大事だ」と結んだ。
講演を受けて県本部の呉公太団長は、「松本市で国籍条項が撤廃された。他地域でも拡大されるよう尽力していく」と表明した。
(2005.10.5 民団新聞)