掲載日 : [2005-10-05] 照会数 : 6831
海難同胞にとどけ 鎮魂のサムル…青年会福岡
【福岡】日本の敗戦直後、解放の喜びを胸に漁船を借り、先を争って帰国を急いでいた100人以上の同胞が若松沖で遭難した。折からの枕崎台風に襲われたものと見なされているが、真相は明らかになっていない。海岸に打ち上げられた遺体は地元住民の手で埋葬された。
惨事から60年目の9月18日、埋葬先の北九州市若松区にある小田山墓地で第16回目の追悼式典が執り行われた。市民運動有志で構成する小田山墓地追悼集会実行委員会が主催、地元の民団若戸支部が後援した。
式典では青年会福岡県本部(李征光会長)メンバーで構成するサムルノリサークルが朝鮮人遭難者慰霊碑前で鎮魂の演奏を行った。
(2005.10.5 民団新聞)