掲載日 : [2005-10-19] 照会数 : 7566
映画「カーテンコール」 韓国中央会館で試写
[ 民団支部での一場面、団長室の上に綱領も見える ]
民団を好意的に描く…佐々部清監督
11月は大阪で
映画「カーテンコール」(佐々部清監督)の試写会が13日、韓国中央会館で開かれた。1960年代から70年代の下関を舞台に、在日韓国人の幕間芸人とその家族の絆を描いた作品。行方知れずになった幕間芸人を探し出そうと、取材記者が民団支部を訪ねるシーンでは、「探し出せるの」と聞く記者に、取材協力者になった在日の同級生が「民団のネットワークはすごいから」と答えるなど、民団を好意的に描いている。
11月12日の全国ロードショーに先駆け、「在日の皆さんにまず観てほしい」という監督の思いから試写会は実現した。
鑑賞後、「映画の盛衰、家族の絆、在日の問題という3つの要素がうまく織り込まれていて、感動的だった」と日本の記者。在日2世の男性は「父と娘の切ない人間関係に思わず涙が出た」と話し、在日3世の女性は「すぐに友達に連絡して鑑賞を勧める」とほほを上気させた。
11月11日18時から民団大阪府本部でも試写会が開催される。
(2005.10.19 民団新聞)