掲載日 : [2005-10-19] 照会数 : 5940
宣伝局長が民間交流訴え 市民講座にゲスト出演
【埼玉】市民講座「ピース・カレッジ05」が15日、さいたま市浦和区の平和の学び場・コラボ21で開かれた。「平和と友好を広げるためにもっと知ろうアジアのこと」が共通テーマの全6回の講座で、日本機関紙協会埼玉県本部が主催している。
この日は、北東アジアの平和を考えようをテーマに、川口高校の関原正裕教諭が韓日関係史を講義した後、ゲストスピーカーの哲恩宣伝局長が在日の立場から韓日交流の必要性を訴えた。関原教諭は関東大震災直後の号外を手に、「震災後、80年以上が過ぎても日本は公式謝罪も賠償ものしていない」と批判。「つくる会」の動向を直視しつつ、歴史の事実を継承しようと述べた。
局長は「小泉首相の靖国参拝が年内に強行され、韓国・中国などとの関係がまたギクシャクする懸念はあるが、国家間の関係がどれほど危うくなろうと、民間レベルの交流を絶やしてはならない」と強調した。
同講座はクルド難民、アフガン問題、日本国憲法などをテーマに、29日、11月12日、26日、12月10日にかけて開かれる。問い合わせは℡048‐825‐7535。
(2005.10.19 民団新聞)