掲載日 : [2005-10-19] 照会数 : 9601
鳥取‐清州 姉妹都市関係修復へ
民団が努力…記念事業来春に
【鳥取】島根県議会の「竹島の日条例」制定の余波を受けて開催が未定となっていた鳥取市と清州市との姉妹都市提携15周年記念事業「日韓産官学連携交流フォーラム」が、来年3月に鳥取市で開催されることが内定した。竹内功鳥取市長が7日、明らかにした。
「日韓産官学連携交流フォーラム」は両市の大学・企業・行政の関係者が連携、地域活性化について意見交換するもの。当初は今年の10月20日、または11月1日に開かれる予定だったが、3月の「竹島の日条例制定」を受けて韓大秀市長が交流中断を示唆していた。
事態を憂慮した薛幸夫民団鳥取県本部団長は5月に清州市を訪れ、鳥取市との関係修復に努めてきた。4日からは竹内市長が薛団長ら多くの市民をともなって清州市を訪問、6日に開かれた清州国際工芸ビエンナーレの「鳥取の日」記念式典に参加し、傘踊りを披露した。薛団長は「一時的に冷え切っていた関係だが、市長の直接訪問で打開できた」と喜んだ。
(2005.10.19 民団新聞)