掲載日 : [2005-11-16] 照会数 : 10879
民団主導で中学生の人権学習実施
[ 鶴橋でキムチを味見する津市の中学生 ]
生野で現場体験…在日の息吹知る
民団三重が仲介
【大阪】三重県津市西橋内中学校から2年生19人が8日、鶴橋朝鮮市場と桃谷のコリアタウンを訪れ、地域で生活している在日韓国人の息吹に触れた。毎年、同校に招かれ、人権学習を担当してきた民団三重県本部(殷鍾秀団長)が民団大阪府本部に仲介した。
初めての現場体験に、生徒たちは新鮮な感動を覚えていた。杉田彩香さんは「豚足なんてみたことない」とびっくり。古川恭子さんも「豚の顔」に「すごーい」と仰天していた。チマ・チョゴリ店では女子生徒から一斉に「着てみたーい」と声が上がった。
フィールドワークを終えた生徒たちは民団生野西支部を訪れ、鄭貴煥・民団大阪本部国際部長から在日の歴史について説明を受けた。鄭部長は「在日を含め、いろんな国籍の人たちがいることを認識し、自分らしく生きていける社会づくりができるようになってほしい」と呼びかけた。
(2005.11.16 民団新聞)