掲載日 : [2005-11-30] 照会数 : 5854
瀬戸内市と密陽市が友好協定 朝鮮通信使が縁結び
【岡山】岡山県瀬戸内市(立岡脩二市長)は12日、慶尚南道密陽市(李相兆市長)との間で友好交流協定を結び、市役所内で調印式を行った。両市とも朝鮮通信使ゆかりの地だったことが縁結びにつながった。
密陽市は朝鮮王国が江戸幕府将軍に向けて送った朝鮮通信使の礎を築いた松雲大師の生誕地。市内の牛窓町牛窓がかつて朝鮮通信使の寄港地だったことから友好交流が続いていた。
調印式には密陽市から李市長ら18人が出席。両市長がそれぞれ協定書に署名・調印した。瀬戸内市の立岡市町は「相互理解と信頼関係を一層深めたい」とあいさつ、李市長は「朝鮮通信使の友情に習い友情をはぐくみ、共に発展を図ろう」と述べた。今後はスポーツや農業を通じて交流を図っていく。
(2005.11.30 民団新聞)