掲載日 : [2005-12-14] 照会数 : 8677
2期目で黒字達成 SHキャピタル株主総会
[ 創立2年で株主配当を実現=8日 ]
在日同胞の事業再生など経済的支援のため設立されたSHキャピタル(晋玉童社長)は8日、都内のホテルで第2期定時株主総会を開いた。
議決権1万201個のうち8101個(委任状含む)が出席。監査役の黄進煥氏(阪神タイガースの桧山進次郎選手)も出席した。
晋社長は前年度業績について「顧客のニーズに対してスピーディーな対応、厳格なリスク管理を推進してきた結果、営業2期目にして純利益1億6888万円を上げることができた」と説明し、株主の協力に謝意を述べた。
新韓金融持株会社の羅応燦会長は「厳しい状況のなかで黒字決算を成し遂げられたのは在日同胞株主の一致団結した声援によるものと感謝している。同胞経済の基盤確立支援に今後も努めたい」とあいさつした。
営業収益4億3000万円の決算案や、配当0・5%(1株あたり2500円)とする利益処分案、不動産担保付き融資を中心にした債権整理にともなうリファイナンスに注力していく来年度事業計画案などが承認された。また、取締役に山本伸次(永伸商事代表)、金一煥(大栄物産専務)の両氏を選んだ。
同社は、在日商工人と新韓銀行の出資により03年12月に設立された。今年7月には法務省の認可を受け、同社の100%子会社であるSH債権回収会社を設立した。
(2005.12.14 民団新聞)