掲載日 : [2005-12-21] 照会数 : 6004
九州幸銀 佐賀支店がオープン
[ 佐賀商銀(旧佐賀商銀本店)でのテープカット ]
地域同胞、合併効果に期待
【佐賀】九州幸銀信用組合(金泰 理事長)は19日、佐賀商銀信用組合(権龍水理事長)と合併し、佐賀市神園で佐賀支店(旧佐賀商銀本店)として発足する新店舗のオープニング・セレモニーを行った。
開店前のテープカットは、両理事長をはじめ民団佐賀県本部の崔吉男団長ら6氏が行い、合併を祝った。また、翌20日には、佐賀市内のホテルで関係者70人余りが出席して合併祝賀会を行った。
両信組の05年3月期末の数字を合算すると、預金量が363億4600万円、貸出金276億5500万円、預貸率76・08%、自己資本比率6・94%、職員数100人。福岡・熊本・大分・佐賀の4県に9店舗を有することになる。
両信組は地理的に近く以前から人的交流などを行ってきたが、厳しい金融環境の中で、▽同胞社会や地域社会への貢献▽健全経営▽安定収益の確保などに向けてより磐石な経営基盤が構築できるとの認識で一致し、対等合併することになった。存続組合は九州幸銀信組。
金理事長は「合併による営業基盤の拡大で、より幅広い取引先の個別ニーズへの対応や経営基盤の強化を図るとともに、組合組織の活性化や営業活動の充実にもつながると考える。相互扶助を基本理念とする在日同胞の経済的地位や利便性の向上、さらには地域に密着した経済発展に資するよう努めたい」と語った。
(2005.12.21 民団新聞)