掲載日 : [2006-01-25] 照会数 : 4979
所得格差是正に力 盧大統領、国民向け演説
盧武鉉大統領は18日夜、テレビを通じて年頭の国民演説を行い、「経済全体は良好だと言えるが、所得格差など『両極化問題』は深刻だ」との認識を示し、政府として問題解決に全力を尽くすことを明言した。
盧大統領は「輸出が3年連続で増加し、貿易黒字が235億㌦に達している」と数字を挙げ、今後の景気回復に明るい展望を示した。一方、「中小企業労働者の月給が、大企業労働者の約6割にすぎない」実態に言及。大企業と中小企業、正社員と非正社員との所得格差の拡大について、中小企業の活性化、サービス産業の育成、教育・医療サービスの開放など、雇用拡大策を挙げた。
恒例の年頭記者会見は昨年の13日よりも10日ほど遅い25日に開かれる。また、就任3周年を迎える2月25日前後に、両極化問題などを中心とした「未来構想」を提示する予定だ。
(2006.1.25 民団新聞)