掲載日 : [2006-02-15] 照会数 : 5350
北韓の人権侵害脱北同胞が証言 衆院議員会館で
脱北同胞が北韓と中国で体験した生々しい人権侵害の実相を7日、衆議院議員会館で証言した。集会は人権NGO「北朝鮮帰国者の命と人権を守る会」(山田文明代表)の主催。
人身売買や強制堕胎など主に女性の人権侵害を取りあげ、北朝鮮人権法案の早期制定を訴えた。
李明花さん(21)=当時=は98年6月、母親、妹(17)=同とともに国境を越えた。案内人は姉妹をだまして延吉から300㌔離れた場所に連れて行き、無理矢理見ず知らずの男性に嫁がせた。明花さんは「脱北女性はモノとして扱われ、売買される。こうした人権蹂躙はいまも続いている」と訴えた。
(2006.2.15 民団新聞)