掲載日 : [2006-02-15] 照会数 : 8451
4年後の阻止へ結束 大田原市で教科書集会
【栃木】歴史と公民で「新しい歴史教科書をつくる会」主導の中学教科書を採択した大田原市で複数の民間団体が4日、「日韓友好の集い」(同実行委員会主催)を開いた。4月の新学期を前にして市民の総意であらためて市教委に使用撤回をアピールし、4年後の採択阻止に向けた結束を再確認するのが狙い。
実行委を構成したのは「子どもの未来を守る会」(代表=久世了・明治学院学院長)と「下都賀地区教科書問題と教育を考える会」(代表=田上中)、民団栃木県本部(林宏団長)など。会場の大田原市総合文化会館は定員を上回る400人以上で埋まった。韓国から駆けつけた姜恵さん(「アジアの平和と歴史教育連帯」国際協力委員長)は「つくる会歴史教科書は韓国で排他的な民族主義の台頭を許してしまう。あきらめず運動を続けよう」とエールを送った。
民団栃木県本部の林団長は「全国の仲間と出会い、熱い連帯感を感じた」と語った。
(2006.2.15 民団新聞)