掲載日 : [2006-02-22] 照会数 : 5579
伊賀地区、民団と総連で協議会 諸権利拡充へ相互協力
[ 初代会長に就任した申載三支団長(中央左) ]
【三重】民団三重・伊賀支部(申載三支団長)と総連伊賀支部(金栄泰委員長)は19日、合同で「伊賀コリアン協議会」を立ち上げた。初代会長には民団側から申支団長が就任した。00年の南北共同宣言以降、民団と総連は各地でイベントを共催し、地方自治体に対しても連名で要望活動を行ってきたが、協議会を立ち上げたのは、全国でもこれが初めてのケース。
協議会は両支部の役員らで構成、会の趣旨に賛同する両支部の団員、会員にも広く参加を呼びかけている。今後は毎月、理事会で協議を重ね、在日同胞の抱えるさまざまな問題の解決に向け、行政との交渉窓口として活動を展開していく。申支団長は「同胞どうし、法的地位の向上や諸権利の拡充など身近な課題から取り組んでいきたい」と抱負を述べた。
発足会には双方から80人が参加、民団三重県本部からは殷鍾秀団長ら役員が駆けつけ、門出を祝った。同協議会の問い合わせは同支部(0595・21・2043)。
(2006.2.22 民団新聞)