掲載日 : [2006-02-22] 照会数 : 5543
光明池ダム、慰霊碑周辺に植樹へ 「有志の会」徴用事実解説も
【大阪】和泉市の光明池工事で犠牲になった韓国人徴用労働者を悼んで建つ慰霊碑の周辺に植樹し、韓日両国語併記の解説板も設けて事実を後世に伝えようと、地元の民団・総連支部役員と日本人市民で構成する「有志の会」が計画している。光明池は1930年代、旧泉北郡17カ町村(現在の堺市、和泉市、高石市、泉大津市、忠岡町など)に農業用水を供給するためにつくられた人口の溜め池(ダム)。工事は31年4月から5年がかりで行われた。
多いときには300人もの韓国人労働者が工事に従事し、10数人もの犠牲者が出たと伝えられる。会では95年から毎年、現地で慰霊祭や学習会を行ってきた。会としては所有地を管理する不動産業者との話し合い、ムクゲやチンダルレ、ケナリなどを植えていきたい意向だ。
(2006.2.22 民団新聞)