掲載日 : [2006-03-01] 照会数 : 6904
牡蠣鍋がおいしいぴり辛のたれ 同胞ら3人共同で開発
【兵庫】牡蠣のおいしさを十分に引き出すピリ辛の「手作り‐韓流牡蠣鍋たれ」が相生と赤穂で評判を呼んでいる。牡蠣を使った鍋物はどて鍋が一般的だが、「より簡単においしく食べられるものを」と、赤穂市坂越の鮮魚店経営者、八木清司さんが相生市内の同胞らと共同で開発した。
みそをベースにコチュジャン、ニンニクなどを加え、辛さを抑えつつ素材とタレの両方の持ち味を引き出したオリジナルだ。日本人の高齢者にも受け入れられる優しい辛さが特長。
もともとは地元坂越で養殖している牡蠣の消費拡大を狙っての考案だった。八木さんはまず、相生市で焼肉店を経営する李正熙さん(43)に「日本人が好むピリ辛のタレを研究してほしい」と持ちかけた。そこに同市内でみそとしょうゆを製造している金治幸一さん(42)も加わり、試行錯誤を繰り返しながら昨年11月に3年がかりで完成させた。
八木さんは「いまの若い世代はどて鍋を作らない。せいぜいが牡蠣フライかサラダにするだけ。これでは消費拡大につながらないので牡蠣鍋を考え、それに合うピリ辛がほしかった」と話している。
1パック(175㌘)525円と「やや高値」になったが、売れ行きは上々とのこと。
(2006.3.1 民団新聞)