掲載日 : [2006-03-15] 照会数 : 9511
<韓国食品>日本市場に売り込め
[ ブドウエキス入りマッコリ ]
[ ビビン麺など新商品をPR=スーパー・トレードショーで ]
スーパー・トレードショーやフーデックスジャパンなど日本での展示会に韓国食品の関連会社が続々と出展し、新商品を日本市場に売り込もうとPRに努めている。最近のウォン高で輸出競争力が低下しているだけに、有名タレントを動員するなど業者らは必死だ。
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【スーパートレードショー】新商品で顧客を開拓
食品スーパーを中心に流通業界に最新情報を発信する第40回スーパーマーケット・トレードショーが1日から3日間、東京・有明のビッグサイト(東京国際展示場)で開かれ、韓国食品の新商品が注目された。主催は(社)日本セルフ・サービス協会。期間中、約7万人が来場した。
昨年秋の「中国産キムチ騒動」以来、日本でのキムチ消費量がやや落ち込んでいるため、各社とも新商品のキムチや韓国食品の紹介に努めた。
キムチ販売の徳山物産やキムチ工房、韓国食品、東京にいたか屋、シャイン・オリエンタル・トレーディングをはじめ、伝統酒の二東ジャパン、韓国食彩のアイ・ジー・エムトレーディング、ミネラルウォーター「地奨水」のディアイシーなどが出展した。
東京にいたか屋の小出営業部長は「今年から韓家名味のシリーズで冷麺やビビン麺の販売を始めた。ビビン麺は味が良く、常温でも半年ほどもつので特に肉食関連の業者が興味を示した」と語った。
キムチ工房では「野菜はすべて日本産」をキャッチフレーズに浅漬け風キムチや刻みキャベツキムチなども新たに加えた。シャイン・オリエンタルは韓国産米100%のブドウエキス入りマッコリ「富者」を新発売した。甘くさわやかな風味で、ターゲットは女性層だ。
「地奨水」は黄土岩盤から採取したもので、さまざまな免疫効果をもつ。オリオンは韓国で昨年ヒットしたゴマビスケット「コソミ(高笑美)」を紹介した。
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【開催中のフーデックスジャパン】出展100社 料理実演も
14日に千葉の幕張メッセで開幕したフーデックスジャパン(第31回国際食品・飲料展)に、韓国から食品業者が出展し、さまざな韓国食品をPRしている。17日まで。
韓国からの出展は、農水産物流通公社や農協中央会、加工食品輸出協会、水産物輸出入組合をはじめ約100社。
韓国農産物ブランド品のパプリカやナシをはじめ、キムチや食材、キュウリなどの生鮮野菜、高麗人参や茶類の健康食品、伝統酒、肉・海産物と多種多様な韓国食品が出品されている。特にキムチ広報館を設けて、キムチと相性の良い日本料理などを紹介しながらキムチの効用性を強調している。
NHK地上波放送で放映中の「チャングムの誓い」(原題「大長今」)にあわせて「テチャングム宮中料理コーナー」を設け、名品キムチやドラマの中の特別料理を出品している。このほか、1時間ごとに宮中料理の実演(毎日5〜6回)も行っている。
初日の14日には、「大長今」のハン尚宮役で知られるヤン・ミギョンさんが韓国農食品広報大使として料理の実演を行い、大勢のファンを喜ばせた。
15日午前11時からは、格闘技K‐1のチェ・ホンマンさんがサイン会を行う。
フーデックスジャパンには、世界86カ国から約2300社が参加している。
(2006.3.15 民団新聞)