掲載日 : [2006-03-29] 照会数 : 5403
世界の総合金融へ飛躍 新韓金融が総会
[ 株主総会であいさつする羅応燦会長=21日 ]
最高純益1兆7300億ウオン
新韓金融持株会社(羅応燦会長)は21日、ソウルの新韓銀行本店で第5回定期株主総会を開き、当期純益1兆7300億ウォンを実現し、配当16%の実施などが承認された。4月からの統合新韓銀行のスタートとともに世界の総合金融グループに飛躍することが期待される。
株主総会には総議決権の70・7%を有する株主が出席、貸借対照表や損益計算書などを承認したほか、新しい社外理事に鄭幸男氏(韓商連顧問)ら2人を選任した。
羅会長は「05年は困難な経済環境と熾烈な金融機関の競争の中でも、当期純益は過去最高の1兆7300億ウォンを達成することができた。06年は統合新韓銀行のスタートとあわせて、新韓金融グループが世界の総合金融グループとして飛躍するための出発点になるだろう」とあいさつした。
営業報告を行った李仁鎬社長は「昨年新韓生命をグループに編入させたことで銀行、証券、保険の3部門を完備し、総合金融グループとして収益構造を多角化するのに貢献した。朝興銀行との統合を順調に完了し、世界への飛躍が期待される」と強調した。
来賓として出席した民団中央本部の河丙団長は「在日同胞が出資して創設された新韓銀行がわずか24年間で国内第2位の総合金融グループに成長したのは、李熙健名誉会長の功績に負うところが大きい」と強調しながら、「朝興銀行とのシナジー効果を発揮しながら世界的金融機関に発展することを期待する」とあいさつした。
01年スタート当時、65兆ウォンだったグループ全体の資産は05年に194兆ウォンにまで拡大した。今年度の戦略目標は「製造・流通の均衡的成長を通じた新しい新韓金融グループの創造」。この目標に向けて、▽統合新韓銀行の成功的スタート▽非銀行部門の競争力強化▽グループ力量の質的成長などを推進する。
(2006.3.29 民団新聞)