掲載日 : [2006-05-10] 照会数 : 7131
<高麗大学>日本学研究へ新施設 在日同胞の寄付金で着工
[ MK青山文化館(仮称)の完成予想模型 ]
【京都】高麗大学校附設の日本学研究センター「MK青山文化館(仮称)」の新築工事がソウル市城北区にある同大キャンパスで始まった。
資金は京都全日空ホテルの郭裕之会長と、MKタクシーの総帥で近畿産業信用組合会長を務める兪奉植氏が昨年12月、同大「発展基金」に寄付した各10億ウォン、総額20億ウォンをもとにしている。
同研究センターは地上6階、地下2階建て。日本学資料室、セミナー室、会議室、研究室などを備え、韓国における日本学研究のセンター的な学術・人材養成機関を目指している。
完成すれば、在日同胞を対象とした集中教育プログラムを開設したり、日本の大学や研究機関との共同学術・文化プロジェクトを推進していくことも計画中。
魚允大高麗大学総長は「民団が高麗大学の分校を日本に作りたいとの思いを受け、在日同胞社会のリーダーを育成するための教育にも尽力していきたい」と述べた。
文化館の完成は来年3月の予定。
(2006.5.10 民団新聞)