掲載日 : [2006-05-24] 照会数 : 5858
在日の戦後補償5年間で200万円 「PALAMプロジェクト」に幕
【大阪】在日3世の呼びかけで創設された市民レベルの戦後補償プロジェクト「PALAMプロジェクト」が6月10日、大阪市内で最後の集いを開き、5年間の活動に幕を下ろす。
同プロジェクトは戦後補償の狭間におかれ、日本の弔慰金支給対象から除外された戦傷軍属、鄭商根さんの遺族への市民戦後補償を目的に01年6月10日に発足した。これまでに募金をもとに136万円を済州道在住の遺族に手渡したほか、鄭さんをテーマとしたビデオをつくったり、遺族を日本に招請するなどしてきた。これまでに集めたお金は200万円を超すという。
6月10日の集会では、これまで活動に取り組んできた関係者とともに5年間の取り組みを振り返りながら遺族とひとときを過ごし、最後の市民基金を手渡す。
(2006.5.24 民団新聞)