掲載日 : [2006-06-07] 照会数 : 6859
農楽体験を作品化 三重県津市立家城小児童
【三重】津市立家城小学校の児童25人が、05年度の卒業にあたって楽しかった農楽体験を朴の木の板に掘り、「夢のかけはし」として制作した。
作品は縦1・3㍍、横が2・1㍍の大作。楽しそうに農楽を演奏する子どもたちを描いた。バックには無窮花と、韓日両国の架け橋を表す虹をあしらった。この卒業作品は同小学校の児童玄関に飾られている。
児童は5年生時の総合的な学習の時間で担任の中西良文教諭から韓国の文化や日本と韓国との歴史について学んだ。韓久さん(民団三重県本部事務局長)からも農楽の手ほどきを受け、農楽の魅力にとりつかれた。
独自に練習を重ね04年12月、5年次の校内人権集会で初めて発表したところ好評だった。校内ばかりか家城地区文化祭でも演奏してきた。
卒業生の1人は「農楽を演奏することで韓国と日本の小さな架け橋になれた」と感想を語った。
(2006.6.7 民団新聞)