掲載日 : [2006-07-05] 照会数 : 6267
「土曜学校」地域に開放 広島韓国学園初の試み
[ 子どもたちの注目を集める人形劇 ]
韓国民話を指人形で公演
【広島】広島韓国学園は6月24日、同学園で韓国民話『フンブとノルブのツバメの恩返し』を指人形で上演した。これは同学園の「土曜学校」開設10周年を記念して民団広島県本部と学園関係者が共同企画したもの。上演にあたっては同学園初のオープンスクール方式をとった。
この民話は正直者のフンブと欲深なノルブの物語で日本の「舌切り雀」に似たストーリー展開が特徴。在日同胞の順姫さんを代表とする劇団「のらのら座」が7年ぶりにリメイク上演した。会場となった広島韓国会館には、土曜学校に通うオリニたちが父母や日本人のクラスメートを誘って多数詰めかけた。
オリニからは「人形の手や動きが細かく、表情が良くわかって面白かった」という声が多く聞かれた。舞台上で次々と変わる小道具やアクション、物語の展開なども好評だった。保護者は「子育てには大切な内容でした。悪い事は出来ませんね。良い行動は気持が落ち着きます」と話をしていた。
代表は「楽しく演じる事が出来た。最後まで静かに見てくれた子ども達に感心しました。昔話なので年配の方達にも見てもらいたかったです」と話していた。
(2006.7.5 民団新聞)