掲載日 : [2006-08-15] 照会数 : 5252
聴衆の8割が共感 金両基さんの人権講演
浜松市教委主催
【静岡】浜松市教育委員会は今年も評論家の金両基さんを講師に迎えて1日、市天竜壬生ホールで06年度第1回人権教育指導者研修会を開いた。
この日の公演テーマは「温もりと人権」。金さんは誰でも遭遇するであろうごく身近な事例を挙げ、なにをもって差別というのか、どうしたら差別をなくせるのかをかみ砕いて解説し、お互いに違いを認め合うことの大切さを語った。
アンケート結果によれば「大変参考になった」「得るところがあった」の合計が8割強を占めていた。ある参加者は「人為的な差別は人為的になくしていけるということを自信を持って伝えていきたい」と感想を語っていた。
この日は幼・小・中学校の校長のほか人権担当教員、地区民生委員ら440人が講演に耳を傾けた。浜松市教委による金さんの人権講演は10数年前から続いている。
(2006.8.15 民団新聞)