掲載日 : [2006-09-06] 照会数 : 7629
民族教育を論議…3日間にわたり研究大会
【滋賀】第43回在日韓国人教育研究大会(在日韓国人教育者協会主催)が8月22日から、京都国際学園主管のもと滋賀県大津市内で3日間の日程で開かれた。今年の主題は「共生社会での民族教育の内実化」。
2日目の23日は3つの分科会で研究発表を行った。民団・社会教育分科会で「『歴史教科書‐在日コリアンの歴史』(明石書店刊)について発表した民団中央本部の孫成吉文教局長は、日本の学校教育の現場はもとより企業の人権教育教材としても広く普及させていきたい」と意欲を示した。
民団大阪府本部の鄭炳采文教部長は「在日韓国人の未来を左右する『民族教育』」のなかで民族学校の存在意義をあらためて強調。北鶴橋小民族学級講師、郭政義さんは「民族学級の営みから見え始めたもの」と題して発表した。
(2006.9.6 民団新聞)