掲載日 : [2006-10-18] 照会数 : 5587
<北核実験>抗議声明 被爆地民団からも 6者会談復帰求める
北韓の核実験に対し、被爆地の民団地方本部などが相次いで抗議声明を発表している。
民団広島県本部は11日、朴昭勝団長名で「南北の非核化に関する共同宣言を自ら反故にした行為は祖国の平和統一への道を閉ざす反民族的で全同胞に対する重大な裏切り行為」と指弾し、一刻も早く核兵器開発・保有を放棄し6者会談の場へ復帰するよう求めるとした「抗議声明」を発表した。
同じく民団長崎県本部も13日、尹明徳団長名の「抗議声明」で「被爆地長崎において核の恐ろしさを身をもって体験し、それ故に、ひたすら世界に核兵器廃絶を訴え続けてきた被爆者の苦しみと努力を愚弄し、その平和への願いを踏みにじるもの」「断じて許すことはできない」と厳しく批判した。
また、民団大阪府本部も10日、大量破壊兵器の開発・保持をただちに放棄し、6者会談に復帰するよう求める金漢翔団長名の「声明書」を発表した。このほか、北韓の核放棄を求める「声明」は青年会中央本部(康孔鮮会長)や「時調(三行詩)の会」からも出されている。
(2006.10.18 民団新聞)