掲載日 : [2006-10-25] 照会数 : 7341
<東京韓学中等部>在日課程生徒を募集
主要5教科は日本語で
東京韓国学校07年度中等部在日同胞(永住者、定住者)課程の新入生募集が始まった。これは同校創立50周年を期して始まった新課程。来年度で4年目に入る。
在日課程では進学に必要な基礎学力の習得を目指し、英語、日本語、数学、理科、社会の主要5教科に限り少人数編成で日本語の授業を受けられる。体育、音楽、美術などは韓国語で本国生徒と一緒に学ぶというもの。中等部1期生11人はいま3年生。戸惑いつつも元気に学校生活を謳歌している。生徒たちに学校生活について聞いてみた。
〞頑張り屋〟の徐秀麗さんは2年生で韓国語能力試験3級をクリア。今年は難易度の高い4級にチャレンジした。いまは本国の生徒に混じって韓国語の授業を受けるほどの習熟ぶり。将来は欧米系の大学に進むのが夢だという。
同じく4級を受けた文璃奈さんは、いまや友だちから悪口を言われても韓国語で言い返すほど。本国の生徒にもまれながら精神的にもたくましくなったことがうかがえる。2人とも「韓国人としての自覚が持てた」と胸を張った。
同校中・高等部の教頭を最後に退職し、いまは常任理事を務めている洪性豪さんは、来年度こそ在日課程20人で1クラスをつくりたいと勧誘活動に張り切っている。
在日永住者生徒募集に関する説明会が11月4日午後1時から中高等部校舎地下会議室で開かれる。願書受付は11月1日から12月1日まで。入学試験は12月7日。試験科目は日本語と数学。
問い合わせは(℡03・3357・2286)中等部在日同胞生徒募集相談係。
(2006.10.25 民団新聞)