掲載日 : [2006-11-01] 照会数 : 5039
見えないドラマ作品に 婦人会東京「国際文化展」
[ 丹精込められた力作に見入る観覧者 ]
小2から91歳まで500点
婦人会東京本部(金貞子会長)の「国際文化作品展示会」が10月26・27の両日、韓国中央会館大ホールで開かれた。今年も身近な素材を使った手作りの工芸作品や書画、絵画など約500点が並び、訪れた人たちの目を楽しませた。
出品者は91歳の高齢者から小学校2年生まで幅広い。タオルを使った愛らしいうさぎ、ビニール紐で編んだスリッパや草履、アクリル彩色の工芸品、パンフラワー、手編みのベスト、ビーズを使ったネックレスやハンドバックなど。婦人会品川支部有志による「秋の豊作」は一人ひとりが好きな秋の花を持ち寄り、押し花にした季節感あふれる作品だ。
毎年、出品を楽しみに書道に打ち込んでいるあるハルモニは脳梗塞で倒れ、利き腕が麻痺した。今回は筆を左手で握り、前回以上の作品を仕上げた。金貞子会長は「会長として携わってみて、どの作品にも目に見えないドラマが秘められているのをあらためて知った。これからも作品展の灯を消さず、続けていこうと思う」と気持ちを新たにしていた。
(2006.11.1 民団新聞)