掲載日 : [2006-11-01] 照会数 : 6995
旌善アリラン公演 細田学園高校85周年で
[ 細田学園高校の生徒700人を前にしての公演 ]
【埼玉】細田学園高等学校(細田早苗校長、志木市本町)は10月19日、志木市民会館ホールで正調旌善アリランの招請公演を行った。これは同高校の創立85周年記念行事の一環で江原道旌善(チョンソン)郡から劉昶埴郡守をはじめとする関係者16人が訪日した。
舞台には旌善アリラン技能保有者(人間文化財に相当)の劉英蘭さんと洪東珠さん(同履修者)が緩急の変化に富んだ味わい深いアリランを披露した。2人に唱和し、代わる代わる独唱を務めた旌善高校の生徒6人も、張りのあるのどで細田学園の生徒に大きな感銘を与えた。最後は劉さんの歌唱指導のもと観客席にいた700人近い生徒も合唱に加わった。
同校は高校生の韓国修学旅行に際し、江原道で正調旌善アリランを〃人間文化財〃から直接学ぶ「伝統と文化の国際体験学習」を日程に組み込んでいる。今年で9年目に入り、すでに3000人が体験した。こうした縁から今回の招請公演が実現した。
(2006.11.1 民団新聞)