掲載日 : [2006-12-06] 照会数 : 8846
目指せ韓国代表 在日4世の康裕美さん母国にサッカー留学
[ 民団中央本部で鄭進団長の激励を受ける康さん(右) ]
韓国代表を目指し、在日同胞4世の康裕美さん(15歳、東京・北区立豊島中3年)が来年から母国にサッカー留学する。
昨年秋に韓国女子サッカー代表の合宿に特別参加したのを契機に、韓国の監督から「ぜひ留学を」との勧めで、韓国の高校チャンピオンであるウィレ情報産業高校(ソウル)に特待生として入学することが決まった。
在日大韓蹴球協会が「在日同胞から国家代表選手を出したい」との強い思いから、東京韓学のグラウンドで毎週土曜日に「ムグンファ・ジュニアサッカー教室」を開いたのは10年前。
裕美さんはその創立メンバーのひとりだった。最初は韓学のサッカー部出身だったアボジの康信保氏に付き添いながらボールと遊ぶ中で自然とサッカーを覚えていった。
メキメキと上達し、都の代表などにも選ばれるが、本人は「太極旗を胸につけたい」との思いが強かった。韓国の合宿に参加してみたところ、彼女のテクニックと根性に監督がほれ込んだ。
留学を前に両親とともに22日、民団中央本部を訪れ、鄭進団長らから激励された。合宿に特別参加するため12月に訪韓する。目下、韓国語を特訓中だ。
(2006.12.6 民団新聞)