掲載日 : [2006-12-06] 照会数 : 5719
投資チャンスPR 国際自由都市の済州道…都内で説明会
[ 済州道の種々のプロジェクトが紹介された ]
今年7月から特別自治道としてスタートし、国際自由都市を目指す済州道。投資チャンスにあふれた済州道のプロジェクトなどを説明するフォーラムが11月30日、都内のホテルで開かれ、200人を超す参加者が熱心に耳を傾けた。
テーマは「大規制緩和時代の韓国経済‐国際自由都市・済州道への投資を展望して」。主催は日本経済新聞社、協賛は済州国際自由都市開発センター(JDC)。
国際自由都市推進局の康山哲投資支援課長は、▽ユネスコ指定の生物圏保全地域▽WHO(世界保健機構)認定の健康都市▽国内外20の航空定期路線−−などの魅力的な投資環境をあげながら、観光団地や温泉クリニックセンター、乗馬場、メディカル事業といった投資商品について説明した。
現在の年間500万人の観光客を、2011年には倍増する方針だ。
JDC投資振興室の郭鎮奎マーケティング局長は、▽リゾート型住宅団地(西帰浦市猊来洞)▽神話・歴史テーマパーク(安徳面)▽ヘルスケアタウン(西帰浦市)▽先端科学技術団地(済州大学に隣接)−−などの開発プロジェクトについて説明した。
「進化する韓国経済の挑戦」をテーマに基調講演を行った深川由起子教授(早稲田大学政経学部)は、IMF(国際通貨基金)危機後の韓国の顕著な変化として、▽政経分離▽規制緩和と国際化の進展▽文化・観光など感性的産業の成長−−をあげ、「両国は水平分業的関係になり、世界の中の相対的関係で論じられるようになった」と指摘した。
また、「両国は人口動態など類似した社会環境にありながら似て非なる性格を有するので、今後は日本の着実性、韓国のダイナミズムという特質を補完し合いながら連携強化すべきだ」と強調した。
(2006.12.6 民団新聞)