掲載日 : [2007-01-31] 照会数 : 7234
韓国投資ガイド (社)在日韓国人本国投資協会
[ 地価高騰が続くソウルの江南地域 ]
今年のウォン・レート
下期に円高反転か
昨年、大幅に上昇したウォン・レートは今年も引き続き上がるものと予想される。ウォンの対ドルレートは上昇傾向を維持し、1㌦当たり800ウォン台が当分続くだろう。年初から円安が続いているが、徐々に円高へと向かい、下半期から本格的な円高に転じると見られる。
ウォン・レート上昇の要因としては、▽原油価格の下落にともなう貿易収支の改善▽輸出好調の維持▽国家間の金利差による外貨流入の持続−−などがあげられる。下落要因としては、下半期に予想される米国経済停滞による金利差縮小と当局の市場介入が予想される。
昨年上昇し続けた不動産市場の場合、韓国政府の規制策が効果を見せ価格が下がり始めた地域がある一方で、継続上昇しているところが見られることから、今年は地域や規模による格差が広がりそうだ。
不動産価格が上昇すると見られる地域は、ソウルの江南地域を筆頭に、ニュータウンの盆唐、その隣接地域である竜仁、政府第2庁舎のある果川などがあげられる。
中大型のアパートや住商複合ビル、優良商圏内の店舗ビル、開発予定地域の土地などが有望だ。
しかし、地方の不動産の場合は、地域によって明暗がはっきりと分かれていくであろう。
(資料提供=新韓銀行)
(2007.1.31 民団新聞)