掲載日 : [2007-02-21] 照会数 : 5138
団塊世代に視線熱く 三星経済研究所が提言
産業の競争力アップ 市場活性化に活用を
三星経済研究所は12日に作成した報告書「日本のベビーブーム世代の大量退職と示唆するもの」の中で、日本のいわゆる「団塊世代」の退職が今年から本格的に始まったのを受け、団塊世代が培った技能や知識を韓国の製造業や部品・素材分野の競争力向上に活用すべきだと提言した。
06年基準で団塊世代は683万人で、日本の総人口の5・3%を占め、団塊世代に支払われる退職金は50兆〜80兆円に達し、韓国の国内総生産(GDP)に匹敵する額。
さらに報告書は、「団塊世代は積極的で、社会志向性が高く新しいトレンドを創出し、シニアマーケットを主導していく。同時に、旅行やレジャー、不動産、健康など関連業界のマーケティングも活性化すると見られ、韓国も団塊世代に向けたマーケティングに力を入れるべきだ」と指摘している。
江原道がPR紙
これと関連して江原道は、団塊世代をターゲットに日本の旅行業者向けパンフレットを作成した。
テレビドラマ「冬のソナタ」のロケ地としての高い知名度を活用し、並木道でデートした冬ソナの2人にあやかり「夫婦で愛を再び誓う旅を」と、夫婦の記念日旅行や伝統文化、グルメなどを楽しむモデルコースをPRしている。
(2007.2.21 民団新聞)