掲載日 : [2007-02-28] 照会数 : 5086
交流会1年ぶり再開 脱北者支援民団センター・関西地区
【大阪】「脱北者支援民団センター」(代表=呂健二民団中央本部副団長)は18日、北韓を脱出して日本に戻った、主に関西地区の元在日同胞脱北者を慰労する「交流会」を大阪府内の健康ランドで開いた。
交流会の開催は、朝鮮総連との和解「5・17共同声明」を前後し活動を休止したのち、昨年12月に開かれた関東地区の「交流会」に続き、約1年ぶり。12月と2月に入国した脱北者4人をはじめ、NGO関係者など34人が情報交換を行いながら日頃のストレスを発散した。
最近入国した脱北者らは、「日本に仲間がこんなにたくさんいるとは思ってもみなかった、心強いし、励みになった」と異口同音に語っていた。
脱北者を支援する人(男性・50歳)は、「就職先を紹介することで脱北者にとても感謝された、役に立ててよかった」と目を潤ませた。
交流会はこれまで、夏と冬の1年に2回ずつ地区別に開催されたが、脱北者から「旧正月に1人で家にいると、北韓にいる家族を想い出し、精神的に辛くなる」という話を聞き、日程を合わせ、孤立しないよう配慮をしている。
参加者らは、旧交を温めながら励まし合い、食事の後、カラオケやゲームを楽しみながら時間を大幅に延長するほど盛り上がった。
(2007.2.28 民団新聞)