掲載日 : [2007-02-28] 照会数 : 5170
独島テーマに在日講座開く 民団鳥取本部
【鳥取】民団鳥取本部(薛幸夫団長)は24日、本部会館に30余人の参加を得て、第6回在日講座を開いた。講師は名古屋大大学院研究科の池内敏教授で、テーマは「竹島考‐近世日本の西北限界」。
独島問題の歴史的経緯に詳しい池内教授は、「江戸幕府も朝鮮政府も、竹島(独島)を領有の認識対象から外していた」と指摘し、「領有権を主張する韓日の研究者らは、自説に有利な古地図で論じる傾向がある」と警鐘を鳴らした。さらに、「双方とも主張に根拠がない。その点を認識し、互いに譲歩し合う姿勢が欲しい」と語った。
今回の講座は、島根県が制定した条例「竹島の日」(2月22日)に合わせたもの。薛団長は「差別や摩擦をなくすために、韓日両国は民族主義に偏ることなく、歴史事実を実証的に確認する努力が必要だ」と強調した。
(2007.2.28 民団新聞)