掲載日 : [2007-03-14] 照会数 : 8829
在日・韓・日で「日韓ホームステイ協会」を再建
在日ばかりか日本人も
草の根交流で相互理解…薫弁護士
【大阪】韓日友好親善を目的に民泊交流事業を行ってきた「日韓ホームステイ協会」が薫弁護士のもとで態勢を建て直し、昨年から数年ぶりに活動を再開した。弁護士は協会の復興にあたって、在日と韓国の双方向の関係から転換、日本人も加えた三位一体の事業に衣替えした。
協会は90年ごろに発足した。日本側代表は薫さんの恩師にあたる植山昇さん(滋賀弁護士協会所属)、韓国側は高麗大学法学部の崔達坤教授が務めてきた。毎年、在日同胞大学生を韓国のホームステイ先で受け入れてもらい、日本側でも韓国から同数の大学生を受け入れてきた。
しかし、植山代表が急逝したことでしばらく活動が中断していた。恩師の遺志を継いださんは幅広い草の根交流にシフトし、日本人も韓国にホームステイさせることとした。加えて独立記念館と韓国民俗村、板門店の3カ所を見学コースに加えた。
さんは「在日韓国人3・4世に自らの出自を素直に受け入れてもらうのが第一。併せて日本人にも韓国の歴史を知ってもらい、友好関係の一助にしたかった」と話している。
協会では韓国の大学生を受け入れてくれるホストファミリー、および会員を募集している。連絡先は℡06・6264・1976、FAX06・6264・1975オルビス法律事務所。
(2007.3.14 民団新聞)