掲載日 : [2007-03-28] 照会数 : 5929
地域バンク基本に 近畿産業…長田支店を新築
【兵庫】近畿産業信用組合(兪奉植会長、八田富夫理事長)は26日、神戸の現長田支店の隣に新築支店をオープンした。
新支店は、敷地面積476・94平方㍍、、建て面積366・41平方㍍の2階建て鉄筋鉄骨造りで、全面ガラス張り。「地域のコミュニティーバンク」を基本コンセプトに、開放感や入りやすさ、美しい街並み演出などを重視し、また、震災を経験した長田地域として「防災・安全・安心」にも配慮した店舗設計となっている。
店内には、ホテルのフロントのような雰囲気のカウンターがあり、事務フロアーと完全に分離することでスマートで居心地のよい空間を演出している。夜間には照明の明かりで外観が楽しめる。
1階には当組合の商品やニュースなどの情報を発信する「テレビ掲示板」や、地域の情報を提供する「街角掲示板」を設置し、2階は地域コミュニティーの場として大小の会議室を開放している。
床面は段差のないバリアフリー設計で障害者対応トイレがあるほか、全自動式貸金庫や、「街角救急ステーション」として急な心臓停止から命を守るAEDを設置している。
山元在 支店長は「地域に密着した金融機関としてきめ細やかなサービスを提供していきたい」と抱負を語っている。顧客からは「吹き抜けで天井が高く、開放感がある」「従来の銀行とは雰囲気が違い入りやすい」と好評だ。
(2007.3.28 民団新聞)