掲載日 : [2007-04-04] 照会数 : 6414
<兵庫韓商>起業支援に2千万円 経営塾参加企業に初
[ 起業支援に採用されたアドウィンの説明 ]
【兵庫】兵庫韓国商工会議所(車得龍会長)主催の「第6期若手経営者・起業家のための韓商経営塾」で、起業支援プレゼンテーションの最終審査が3月28日、神戸の兵庫韓国人会館で開かれ、アドウィン(孫銘壽社長、本社・東京、神戸支店4月中旬開設)に対し2000万円の起業支援を決定した。民団兵庫県本部の白永煕団長や駐大阪総領事館の李庚煥神戸事務所長をはじめ会員ら約50人が参加した。
2001年11月からスタートした同経営塾は、次世代を担う若手商工人・起業家を対象に、21世紀社会に通用する経営を目指し、今期からは従来の経営・マーケティング講座‐オフィシャルプログラムに加え、新規起業の実現・現業強化を目指す参加者への専門的指導、財政面も含めた具体的支援特別プログラムの2本立てで構成。
起業支援に採用されたアドウィンは、IT検索ユーザインターフェース「UBICONS(ユビコン)」、携帯用クーポンサイト、韓流ポータル広告代理店を主要事業とし、孫社長は「ユビコン」についてプレゼンした。ユビコンとは、PCや携帯で必要な情報を検索した際、重なって検索された情報を削除し、本来必要な情報を検索。その中で、画面をスクロールすることなく、マウスを必要に応じて数回クリックするだけで、自分に必要な本来の情報までたどりつくことができるというもの。韓国では特許取得済みで、日本、米国には現在特許出願中(予備審査通過済み。8月に特許登録予定)。
孫代表取締役は「ユビコンは、次世代検索サービスを求める全ての事業者と非競争的に協力関係を結ぶことができ、あらゆるコンテンツに応える画期的な検索表示システム」と強調した。
最終審査した同経営塾戦略研究特別委員会の趙一委員長(同会議所副会長)は「変化が激しい時代。スピーディーに利益があがるよう、(起業支援第1号として)頑張ってほしい」と激励した。
(2007.4.4 民団新聞)