掲載日 : [2007-04-25] 照会数 : 6102
福祉と共生の拠点に 民団洛東支部が会館を改築
[ 新装になった3階建ての洛東韓日交流会館
]
【京都】民団京都洛東支部(崔洪淵支団長、京都市東山区)は京都市山科区上花山に改築移転し、福祉と地域共生の拠点「洛東韓日交流会館」として生まれ変わった。
新会館は重量鉄骨造り3階建て。敷地面積は376・8平方㍍、床面積169・56平方㍍。総工費1600万円。駐車場は車14台が並ぶゆったりとしたスペースを確保している。1階は将来の高齢者福祉事業を視野にバリアフリー仕様の「マダン」とした。事務室と会議室は2階、3階の多目的ホールは婦人会のほか韓国語、社交ダンスなど趣味の教室としても一般に開放している。
市の都市計画に伴い、旧東山支部会館の移転問題が浮上したのは20年前のこと。同支部は移転推進委員会を設置し、歴代推進委員長が市との折衝にあたってきた。ようやく3代目の鄭宗均委員長になって市との話し合いがまとまった。市の窓口となった市土地開発公社業務課担当係長の宮崎茂さんが高齢団員の増加を見込み、福祉・地域共生に生かせる代替地の確保に奔走してきたことも大きい。
15日には新会館のお披露目が行われ、駐大阪総領事館と民団京都本部からも関係者が多数駆けつけた。洛東支部の団員数は現在約2500人。
(2007.4.25 民団新聞)