掲載日 : [2007-06-06] 照会数 : 5868
朝鮮通信使でシンポ 過去最高の180人
[ 愛知韓国人会館を埋めたたくさんの参加者 ]
愛知「韓日歴史文化フォーラム」
【愛知】朝鮮通信使の来日から400周年を記念してのシンポジウムが5月26日、愛知韓国人会館で行われた。韓・日両国の歴史と文化を様々な視点から比較し、論じてきた「韓日歴史・文化フォーラム」(同実行委員会主催)の第10回記念企画。地域住民の関心を呼び、過去最高の180人から参加申し込みがあった。
名古屋外国語大学講師で文学博士の貫井正之氏が「朝鮮通信使と尾張・三河」と題して基調講演。この中で「尾張藩は朝鮮通信使往還路の唯一の御三家であり大藩。尾張藩政史料には来聘行事の一端が記されている。また三河地方の小藩・西尾藩の使節来聘の例を見ても使節と庶民との関わりを知ることができる」と説明した。この後、名古屋韓国学校の尹大辰校長らが加わりディスカッションに入った。
このフォーラムは柳洲烈・名古屋総領事が在任当時の01年11月から定期的に開催してきた「韓日歴史座談会」を継承・発展させようと、韓日の有志7人が呼びかけ人となり発足させた。次回は9月2日午後6時から。
(2007.6.6 民団新聞)