掲載日 : [2007-06-13] 照会数 : 8053
民団大阪が全面勝訴 「中崎寮」明け渡し訴訟
【大阪】財団法人大阪韓国人福祉協会(金昌植会長=当時)が05年1月、旧韓青と韓統連の両大阪本部を相手取り、建物明け渡しを求めていた裁判の判決が5日、大阪地裁で言い渡され、民団傘下の福祉協会が全面勝訴した。
被告は建物明け渡しと不法占拠による7千万円超の損害金の支払いを命じられた。
建物は民団大阪府本部会館の北側に位置し、戦前から「中崎寮」と呼ばれていた。03年2月に中心部が火災で焼けたのを契機に、福祉協会は2609平方㍍の敷地を大阪府から取得した上で、焼け跡を再開発し、在日老人福祉施設を建設する構想を打ち出した。
しかし、被告占有の167平方㍍が建設計画の支障になるため、立ち退き料を提示しながら交渉を続けたが、被告がこれを拒否したため提訴となった。
(2007.6.13 民団新聞)