掲載日 : [2007-06-13] 照会数 : 7852
民族教育の現場視察 韓国議員一行
[ 大阪市内の公立小民族学級を視察する柳基洪議員ら ]
在日の特殊性理解
【大阪】韓国の超党派の「教育から希望を探す議員の集い」所属の国会議員一行が東京と大阪を公式訪問し、在日同胞の民族教育の現状を視察した。訪日メンバーは柳基洪、姜惠淑、李啓安の3人。
8日は西成区の金剛学園を訪れ、同校初等部の韓国語授業を参観した。この後、民団大阪府本部関係者を交え、意見を交換した。白頭学院からは蔡連錫校長が加わった。民団大阪本部の金漢翊団長(金剛学園理事長)が歓迎のあいさつを述べ、金剛学園と白頭学院からは両民族学校の現況報告があった。
これに対して柳基洪議員は「在日同胞については他の国々よりも意味があり、特に関心をもっていたが、日本にきて韓国とは違った特殊性があるのがよくわかりました。政府の教育人的資源部に持ち帰って在日同胞の日本での教育のありかたを考えていきたい」と述べた。姜惠淑議員は「日本社会で暮らす同胞生徒への民族教育に何が求められているのか。今後も皆さんと一緒になって考えていきます」と述べた。両議員はいくつかの具体的な課題に対して、随行の補佐官に直接指示を出していた。
一行はこの後、大阪市立東桃谷小学校(野田昌樹校長)の民族学級を訪問、林京美民族講師の指導する韓国語授業を見学した。また、東京では東京韓国学校と枝川の朝鮮学校を訪問した。
(2007.6.13 民団新聞)