掲載日 : [2007-09-05] 照会数 : 7572
<民団神奈川>関東大震災で虐殺された同胞悼む 寶生寺で法要
[ 慰霊碑(右)の前で犠牲者をしのぶ ]
【神奈川】関東大震災当時、神奈川県は関東地区でも最も多くの同胞が虐殺された地域。民団神奈川県本部(殷鍾七団長)は今年も1日、市内南区堀之内の真言宗寳生寺で同胞犠牲者を偲んだ。
追悼法要には県内の民団関係者60人余りが礼服で参加。寳生寺での追悼法要の後、参列者は境内の韓国人慰霊碑前に集まり、香を手向けた。
寳生寺での追悼法要は震災から間もない1924年、横浜市内の社会実業家、李誠七氏が犠牲者の位牌を持ちより、当時の住職に依頼したのが始まり。71年には民団神奈川県本部の有志が発起人となって多くの同胞の賛同を集め、現在の慰霊碑を建てた。
このほか、民団船橋支部は同支部でチェサを行い、民団埼玉県本部でも同本・支部役員らが県内3カ所で行われた慰霊祭に列席した。
(2007.9.5 民団新聞)