掲載日 : [2007-10-11] 照会数 : 6413
金剛と白頭合同説明会 韓国語と英語で落語
多言語教育の成果強調 進学、資格取得を後押し
【大阪】金剛学園と白頭学院の両校が7日、大阪市内のたかつガーデンで関西地区合同学校説明会を開催した。
今回は民族教育を基礎にした多言語教育の成果をアピールしようと、両校の児童・生徒がそれぞれ韓国語と英語で落語を演じた。ゲストに韓国語落語の笑福亭銀瓶さんと英語落語の桂かい枝さんを招いた。
両校が協力して合同説明会を開催するのはかつてなかったこと。これは大阪茨木市内に来年4月中高一貫のインターナショナルスクール「コリア国際学園(KIS)」が開校することとも無縁ではない。
金剛学園は、担当者が08年度から開設する高校特進コースと国際総合コースに多くの説明を費やした。特進コースは定員10人ほど。予備校に通わなくても著名な大学に進学できる学力を養おうと、授業は放課後6時までびっしり。特に優秀な生徒には奨学金も出す方針だ。同じく国際総合コースは20人ほど。韓国語、パソコン、漢字検定で資格取得を後押しする。
一方、白頭学院は、一つの授業で韓国語と英語を同時併用する「トリリンガルコース」の説明に力を入れた。ここ数年、英検合格者を多く出すなど、とみに実績をあげている。
(2007.10.10 民団新聞)