掲載日 : [2007-11-08] 照会数 : 5998
<民団沖縄>沖縄戦犠牲者悼む 韓国人慰霊塔前で
【沖縄】先の沖縄戦で犠牲となった韓国人軍夫らを慰霊する大祭が10月27日、糸満市平和祈念公園内の韓国人慰霊の塔前で行われた。民団沖縄県本部(梅昌玉団長)と沖縄県日韓親善協会(濱元栄吉会長)が共同主催した。民団中央本部から鄭進団長が出席し、犠牲者の冥福を祈った。
アジア太平洋戦争の末期、沖縄には韓半島から1万人以上が軍夫として強制徴用され、満足に食糧も与えられないまま最前線で港湾荷役や武器・軍需物資の運搬に従事させられた。一部には「軍紀違反の名目日本軍によって処刑された」例もあったという。
しかし、その実相は依然不明なまま。沖縄戦の犠牲者を顕彰する県の「平和の礎」には韓半島犠牲者の名前433人が刻銘されている。
(2007.11.7 民団新聞)