掲載日 : [2007-11-08] 照会数 : 4899
教育財団に200万円 呉俊植さん「若い世代のため」
[ 徐東湖理事長に寄付金を手渡す呉団長(左) ]
民団岐阜県本部の呉俊植団長(62)は2日、在日同胞学生への奨学金支給基金の一助になればと、財団法人韓国教育財団(徐東湖理事長)に200万円を寄付した。財団への寄付はこれが3回目。
伝達式は駐日大使館で裴優昌首席教育官立ち合いのもとで行われた。
呉団長もアルバイトで学費をまかないながら駒沢大学で学んだ苦学生だった。卒業しても就職先は見つからず、実家の衛生業を継いだ。生活は苦しかったが、家業の合間に岐阜韓国教育院に熱心に通った。
当時の教育院長への感謝の思い、および就職差別の苦い体験が寄付の動機だという。呉団長は「これからも若い世代の教育のためできる限りのことをしていきたい」と抱負を語った。
(2007.11.7 民団新聞)